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真夏の見学者たち

8月22日 迎賓館赤坂離宮庭園にて
毎年夏季に約1週間行われる一般公開の抽選会に応募した結果、運よく当選した為、指定日の8月22日迎賓館赤坂離宮の見学会に行ってきました。
当日も35度を超す暑さの為行き帰りはおろか庭園の散策も汗だくだくの体となりましたが、館内は冷房も聞いており、普段はお呼びもない場所を見学することができ、それなりに得るところがありました。
館内、庭園を見学する人々は夫々の様相で、真夏の暑さも物ともせず、二度と見学することもなかろうこの場所で、この瞬間しか味わうことのできない雰囲気、風を満喫しているようでした。
迎賓館赤坂離宮について(内閣府ホームページより)
迎賓館は、かって紀州徳川家の江戸中屋敷があった広大な敷地の一部に、明治42年(1909)に東宮御所(後に赤坂離宮となる)として建築されたもので、当時日本の一流建築家や美術工芸家が総力を挙げて建築した日本における唯一のネオ・バロック様式の洋風建築物です。
戦後、我が国が国際社会へ復帰し、国際関係が緊密化して行く中で外国の賓客を迎えることが多くなった為、「旧赤坂離宮」を改修して迎賓館とすることになりました。
戦後昭和49年の開館以来、世界各国の国王、大統領、首相などの国賓、公賓がこの迎賓館に宿泊し、政財界要人との会談やレセプション、天皇皇后陛下によるご訪問など華々しい外交活動の舞台となっております。
また過去3回の先進国首脳会議や日本・東南アジア諸国連合特別首脳会議などの重要な国際会議の会場としても使用されています。・・・
館内にはそれ相当の装飾、絵画、陶器類が飾られており目を引きましたが、想像したよりこじんまりした感じがしました。清掃は非常に行き届いており清潔感が漂っていましたが、時を感じさせる天井の絵画部分のしみ、角がすり減った階段の赤いじゅうたんを見ると、内閣府の管理と云えども若干質素な感じで、贅沢を良しとしない、余計な金は使わないという日本人らしさをここにも見ました。
「 日盛(さか)るも この場所の風 心地よし 」
一歩立ち止まり、一歩ずつこの風を感じ踏みしめながら歩く。充実感に溢れた人々の呼吸の音が聞こえてくるような、迎賓館の庭園でありました。
2014年08月
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